ユグドラシル

Youtubeに動画を投稿しています。主に家の庭や園芸で重要なテクニックについて話しています。

秋バラが咲き始めています

バラが咲き始めています。次から次へと、花が開いています。秋バラのシーズン到来です。「北海道だったらもう少し早いんじゃないの」と思うかもしれませんが、今年は猛暑日があって、バラが夏バテしそうになったのです。

バラゾウムシはすっかりいなくなりました。8月のときは集中砲火を受けたけど、8月のバラはあまり期待していなかったので、そんなに問題なかったです。

私としては秋バラの方が、春バラより好きであったりします。上手く言えないけど、深みがあるところが好きなのです。特にピースの秋バラは最高です。あの透き通った色合いは、なかなか味わえるものでありません。ネットではピースは弱いと書かれていることが多いですが、そんなことはないと思っています。確かに黒点病にはなりやすいですが、軒下に置いてみたら決定的なダメージは少なかったです。

他のバラに関しては、弱いうどんこ病がありましたが、大きな問題でなかったです。なんか今年はうどんこ病が少ないような気がします。

 

うどんこ病は、宿根フロックスにもそれほどかかっていないし、ズッキーニにもあまりなかったです。宿根フロックスは、8−9月くらいに咲く貴重な花ですが、唯一の弱点はうどんこ病に弱く、葉の見た目が悪くなることです。

 

あとは9月と言ったら、宿根草を新しく植え込む時期です。5月か6月にかけて宿根草は植えますが、9月にも植えることが出来ます。他にもバラやベリーなんかも植え付けることができます。株分けは種類によるところなので、難しいところです。春に咲く花は、やりどきかもしれません。

 

本当に暑さがなくなって、窓を開けると冷える季節になりました。

 

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ナデシコ

カワラナデシコが咲いています。

バラの写真と記憶色

バラの写真はネットにも雑誌にもたくさんあるし、華やかなローズガーデンの写真は本当に美しいものです。そのようなものに憧れて、バラを育って始めた人も少なくないです。しかし写真というのは過信してはいけない存在です。

「写真」というのは「真」を「写す」と書いて「写真」です。真実を写すのですね。それはかなりあっています。だけど写真を採択する人間は、しばしば嘘をつきます。たとえ悪気がなくてもです。

どういうことか。写真に写っているバラは過信してはいけません。それに憧れて、完璧主義になるととたんに躓いてしまいます。こんなことはないはずだ、と。

写真のバラというのは、かなり選抜された存在です。現実には写真よりも美しくない姿もあります。むしろそっちのほうが大多数です。

 

なぜか。それは写真を撮影撮影し、メディアに掲載する立場になれば分かります。写真を撮ったとしましょう。しかし撮影者は撮影した写真を、正直に全部掲載するわけではありません。良いと思った写真を掲載するはずです。なぜならきれいに見せたいから。

なので写真上のバラというのは、バラの一番いい状態を指しているのです。私だって少しでもきれいな写真をInstagramFacebookに載せたいです。そうなのです。そのようなバラに夢を見ていると、現実に疲れてしまうのです。

人間には「記憶色」というのがあります。それは人間が思っている色を指します。しかし実際の色と記憶色は同じかと言うと、違います。「思い出は美化される」と言いますが、非常に的を得ている言葉です。記憶色は、美化された世界の色なのです。実際には存在しない架空の色なのです。したがって思い出の写真は、色修正が行われます。出来る限り記憶色に近づける作業のことです。このようにしてきれいな写真ができます。

記憶色は通常彩度が高い傾向があります。たとえば赤いリンゴの記憶色は、実際のリンゴの色よりも、赤みが強い(高彩度)傾向があるのです。ただし肌の色だけは例外で、肌の記憶色は低彩度になります。(白い肌は美しい。ホワイトはあなたのもの。)肌の色は色彩学上、かなり特異な存在なのです。

 

最近のカメラやアプリは簡単に色修正が出来ます。それもきれいに見せるために、あるいはインスタ映えするために、行われています。写真は確かに真実を表すものですが、それを扱い人間は嘘を付くことが出来ます。むしろ真実は知らないほうが幸せなのかもしれません。しかし園芸は否が応でも真実に向かわなければいけない作業なのです。そこに目を背けては、何も出来ないのです。

まぁ過信はしないことです。少しずつ植物と対話をしながら、歩み寄るしかないのです。

なぜバラ栽培は難しく感じるか

私は園芸のサイトは回ってみていますが、よくありそうなテーマとして、「なぜバラ栽培は難しいと感じるのか」といったことが、テーマになっていますが、私も気になるフシがあるので書きます。

 

よくバラ栽培が難しい要因でありそうなのは、「害虫が厄介」「肥料が好きで日光が好き」「病気が多い」「テッポ虫やコガネムシでお陀仏になる」「剪定が難しい」などいろいろな意見があります。どれもあっていると思うし、間違っているとは思いません。

 

だけど私は、もっと根本的な原因として「溺愛」があると思っています。「完璧主義」と言い換えても問題ないです。

 

つまりあまりにもバラを大事にしすぎることが、難しくしている要因ではないのかと思うことがあるのです。「うどんこ病だ」「黒点病だ」「アブラムシだ」「カイガラムシだ」など、騒ぐ気持ちはわかります。

 

だけどバラというのは非常に丈夫な木であり、よほどのことがない限り、これらが原因で死ぬことはまずないです。ただしコガネムシとテッポウムシだけは致命的になる可能性をもっているので、そこだけは注意が必要です。もちろん複合的な理由でダメになることもあるし、癌腫などでダメになることもあります。だけど、ダメになることが分かっていないのに、騒ぎ立てるのがますますバラを難しくしている空気を作る原因ではないかと思うのです。

 

その根底は溺愛です。あまりにも大事にしすぎるがゆえに、バラ栽培を難しく見せているのではないかと感じるのです。

 

確かに黒点病やうどんこ病によって、思うように花が咲かないかもしれませんし、満足に葉っぱが育たないかもしれません。だけどバラはすぐに、新しい葉を出します。花も咲かせます。もし今年がだめでも、葉を坊主にしても、来年になったら花を咲かせてくれます。人間なんかよりもずっと信頼できます。だって約束を守ってくれるし、バラが花が咲かないのは外的な原因がほとんどであるからです。

バラを大事にしたい気持ちはわかります。だけどもう少し、バラから離れる覚悟、いやバラを信頼してみてください。今がだめでも、これからたくさん咲くかもしれませんし、来年はうまくいくかもしれません。仮にあるバラが芳しく無くても、他のバラはうまくいくかもしれません。

薬剤の定期散布なんかもそうです。やれローテーションだの、やれ希釈倍率だの、やれ○○系薬剤だの、そんな風に難しく考えるから、バラは弱るのです。これも溺愛が根底にあります。「絶対に良い花を咲かせたい。」という思いです。だけどバラは生き物だし、うまく行くこともあれば、うまくいかないこともあります。

 

あと定期散布が面倒なら、それをしなくてもいい品種で固めるべきです。私もローテーションについては真剣に考えていた時期はありました。だけど結論としては、定期散布にこだわらないことにしました。全くしないわけではありませんよ。虫や病気が発生しそうなとき(主に6月から9月くらい)に、オルトランを撒いたり、スプレーで散布する程度です。それも年に2、3度程度です。

水やりだけは注意してください。流石にバラでも乾燥させては死んでしまいます。そこだけは注意です。中々水をやる暇がとれなかったら、思い切って地植えにするなり、大きな鉢にするなり、あまり大きくならない品種を選ぶなり、いくらでも算段はとれます。切り戻しも有効手段です。俺の場合、8月くらいに思い切って剪定することがあります。

そんな事言うと「鉢を大きくすると水はけが悪くなる」なんて言う方もいるかも知れませんが、乾かして死なすよりはずっとマシです。むしろ水はけが良いことが裏目に出ることもあります。黒土だって、水はけをよくする要因を作れば問題ありません。それにバラというのは根張りが非常に速い植物です。よほど土が悪くなければ、水持ちが良い土にするのもありだと思います。俺は年に一回植え替えるのが面倒だから、新苗だと八号鉢くらい、大苗だと思い切って十号鉢以上で植えています。

 

剪定が難しいのも難しく感じる理由です。だけど剪定があっていようが、間違っていようが、よほどのことがない限りバラは死にません。死んだらそこまでのバラです。もちろん樹勢が弱いバラは、慎重に育てるべきであるのもありますが、その場合は大きくなるのを様子を見れば良いのです。

函館では冬剪定は行いません。秋以降は花がら摘み以外はほとんどしないです。まだ9月だから、もう少し剪定することはありえますが、だいたいは8月くらいで終えます。そして冬になり、雪解けになって芽が出始めたら様子を見て剪定するのです。そのとき、冬越しで枯れてしまった枝や弱々しい枝が出てきます。そういった枝を切るだけでも、かなり剪定をしたことになるのです。つまり弱い芽は切り落とし、強い芽を残すのです。自然に任せるだけでも、かなり剪定したことになります。剪定はもっと自然の声を聴くべきです。そこには溺愛が介入する余地はありません。

残りは人間の都合です。目的に沿って、バラの品種に合わせて剪定します。品種によっては人生の傾向が違います。樹勢が強いバラは大きく切るべきだし、弱いバラは軽く切るに留めます。

なんかこう見ると夢が壊れると思われるかもしれませんが、現実はそんなもんです。自然はどうなるかなんて分かりません。なので大事なことは、その変化に臨機応変に対応することが重要です。

「まぁ夏やられたけど、秋咲いてくれたらラッキーだな。」「今年は春はうまくなかったけど、秋は咲いてくれた。二季咲きくらいだしまぁいいか。」「来年は頑張ってくれよな。」といったバラを信頼することが重要ではないのでしょうか。

 

○ミニバラの剪定について

ミニバラは母の日のプレゼントとしては決して珍しくありません。小さなバラの花を咲かせて、華やかになります。しかしその反面、ミニバラをうまく育てることができないケースもたくさんあります。

◆ミニバラとは

ミニバラは花が小輪から中輪で、株の背丈が他のバラと比べて小さいです。矮性であるとも言えます。基本的に木立ち性のミニバラは、四季咲き性を持っていることが多いです。つる性のミニバラは一季咲きや返り咲きの性質を持ちます。

 

◆ミニバラの苗について 結構重要

ミニバラの苗は挿し木苗であることが多いです。一つの鉢に複数本の株があります。また土はピートモスであることが多いです。これはピートモスは軽いので運送費が小さくなるからです。

 

◆鉢増し

もらったばかりのミニバラは4号から5号鉢であることが多いです。最初のうちは花を楽しむと良いでしょう。ミニバラの花がある程度枯れたら、花がらを切って少し大きな鉢に植え替えると良いです。6〜7号鉢あたりが良いと思います。そうすると株が大きくなります。そして花を咲かせます。

鉢増しが必要な理由は「ミニバラを生育しやすくするため」も一つの理由です。しかしもう一つ「土を改善するため」といった理由もあるのです。

売られているミニバラの土はピートモスがメインの土です。なんでピートモスかというと、ピートモスは非常に軽くて運送コストが安くなるからです。あとピートモスは、水はけも良いので、水やりの調整もコントロールしやすいメリットがあります。

したがって、普通に育てるときはピートモスオンリーの土は使うべきではありません。ブルベリーやツツジであれば問題はないですw

 

◆切り戻し(とくに春と夏)

鉢増しをするとバラはどんどん大きくなります。しかし花首だけを切って、そのまま株を大きくすると、まずいことになります。なぜならバラはどんどん背が高くなり、形が崩れるからです。

加えて暑くなり始めると、バラ株における蒸れの問題がやってきます。風通しが悪くなって、うどんこ病などの病気がかかりやすくなるのです。そのためにも切り戻しは不可欠です。思い切って切り戻しをすることが肝要です。時期としては春と夏が該当します。秋はそれほどバラが大きくならないので、軽い剪定程度で問題ないです。

それではどのように切り戻しをしたら良いのでしょうか。私の意見としては思い切って切って良いと思います。乱暴なことを言うと「迷ったら半分くらい切れ」でも悪い考えではないと思っています。

やれ五枚葉、やれ三枚葉、などを気にしすぎると、結局は何もできないまま終わってしまう公算大です。やらないのは最もまずいです。

大丈夫!バラは強靭な木です。五枚葉の上は確かに充実した芽が出やすいですが、他の葉の上は絶対に駄目かと言うとそうではありません。枝や葉が坊主の状態でさえ、新芽が出ることだってあるんですよ。そのくらい再生力が強いのです。

 

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バテ気味の苗です。7月くらいです。これは切り戻しします。

 

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このくらい刈り込んでも平気です。しばらくすると、新芽が出ます。 

 

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 切り戻した葉っぱや花です。かなりたくさん出ました。

 

私は細い枝で充実していたグリーンアイスを持っていて、冬を越させました。そして2,019年の春になったときに、グリーンアイスを見たらなんと枝が殆どなかったのです。丸坊主の状態でした。これには私もびっくりしました。バラがここからどのように再生していくかを観察しようと思いました。そうしたら8月現在では枝がたくさん出てくれて、花も咲いています。

 

◆株分け

次は株分けについて話します。切り戻しだけで終わっているサイトや動画は多いですが、それだけであると一時しのぎで終わってしまいます。しかし切り花感覚でミニバラを育てるなら、切り戻しだけで終わらせる道もあります。

もしあなたが、本当にこの品種が好きでもっと育てたいと思うならば、株分けについて知ったほうが良いです。


通常ミニバラの苗は、挿し木苗であることが多いです。複数の枝を挿し木して育苗し、店頭に並びます。しかしミニバラというのは非常に強い植物です。一年くらいならともかく、そのまま数本立ちの状態で育てると、ミニバラ同士の熾烈な生存競争が始まります。下手すると、共倒れしてしまい、全滅する恐れもあります。

株分けとは、この場合一つの鉢に対して、ミニバラ一株を植えることです。写真のように、一本立ちにするのです。いわゆる単植です。

 

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株分けしたミニバラ

株分けの時期としては、早春が良いと思います。根っこはなるべく切らないように努力するべきですが、多少の根が切れる分には問題ありません。なんでかというと、ミニバラは競争をするほど根張りする植物だからです。ましては春です。これから成長するのです。くり返し言います。バラは強靭な木です。

ちなみに株分けの段階で、弱々しい株は捨てるのも一手です。全部育てようと思うのは、よほどそのミニバラに思い入れがなければ到底不可能なことです。

 

 

 

 

 

 

○函館で冬越しできるハーブ

函館ではどんなハーブが冬越しできるでしょうか。逆に冬越しできないハーブは何でしょうか。

全部のハーブを解説することは不可能ですので、ここでは私の育てたことがあるハーブに焦点を絞ります。なお私が育てたことがないハーブについては、断りがない限り一切触れません。ただし同じ地域の人の栽培経験については部分的に取り入れます。

○函館の気候について

私は函館に住んでいます。函館は北海道の中では比較的温暖な部類に入ります。北海道は概ね冷帯でありますが、道南の一部沿岸地域は温帯です。函館は西岸海洋性気候に近いです。西岸海洋性気候は、一年中降水量が同じくらいである特徴があります。したがって、極端な積雪は山の中でない限り考えにくいです。もちろん例外の年もありますが、あくまでも大局的に見た特徴です。

○冬越しできないハーブ

函館で冬越しできないハーブについてです。このようなハーブを非耐寒性ハーブと呼びます。非耐寒性ハーブは冬越しできないので、鉢植えで育てることになります。部分的に鉢上げの場合もありますが、かなり稀なケースです。

まず冬季に、家の中に取り込んでいるハーブを紹介します。同じ非耐寒性ハーブでも、比較的寒さに強いハーブとそうでないハーブがあります。

 

ランクA:函館の外では冬越しできないが、マイナス数度くらいなら耐えうるハーブ。極端に寒くないときは玄関フードでもいけるが、玄関に置いた方が安全です。

ローズマリー

○オリーブ

12月や3月だったら玄関フードでも大丈夫であるとは思うが、状況次第です。私の経験上、非耐寒性ハーブの中ではローズマリーとオリーブが比較的寒さに強いと思う。ローズマリーは、雪囲いをしたら冬越しできた事例もあったが確実性に欠けます。実験してみたい方はやってみるのも良いです。ただしダメ元のノリでやることが精神衛生上好ましいです。

 

ランクB:このランクは玄関に置いておくのが安全です。マイナスでなければ耐えることが出来るハーブです。5℃から10℃くらいあれば安全です。ランクBに最適な環境は、ストーブが効いていない部屋であり、たくさんあります。参考までにハーブでない植物も列挙します。

○センテッドゼラニウム(ランクC扱いでも問題なし)

レモンバーベナ

○レモンマートル

○アロマティカス(ランクC扱いでも問題なし)

○月桂樹

以下はハーブではないが同じような環境が適している植物です。

○君子蘭

シクラメン

プリムラジュリアン

クリスマスローズ(ただしニゲルであればランクA扱いでも良いかもしれない)

月下美人

○サボテン(黄金紐)

レモンバーベナは落葉樹なので葉は落としますが、ある程度暖かくなると新芽が出ます。乾かしすぎないように注意してください。

レモンマートルと月桂樹は常緑樹です。冬でも葉っぱがついています。たまに葉水をかけると良いでしょう。常緑樹で注意したいのは、春になって外に出すときです。いきなりハーブを日向に出してしまうと、葉焼けを起こす恐れがあります。月桂樹で私がそのミスを犯しました。常緑樹は落葉樹と違って、葉の再生に比較的時間がかかるので、葉焼けにはご用心です。

 

ランクC:ストーブの効いている部屋が安全。10℃以上はほしい。

カレーリーフ

○バジル

バジルは一年草扱いなのですが、参考までに取り上げました。北海道では冬はストーブをガンガンたく習慣があるので、ランクCの植物は育てやすいです。カレーリーフは、もう少し寒くても行けるかもしれませんが、家ではストーブが効いている部屋で育てています。これらの植物は、最低気温が10℃以上になったときに外に出します。6月はじめから9月終わりくらいが、概ね外に出す時期です。

 

ストーブが効いている部屋には、センテッドゼラニウムを置くことも可能です。むしろセンテッドゼラニウムは、ランクC扱いでものすごく育ちます。また花が咲かなくても良いなら、君子蘭も問題ないです。ただし葉焼けにご用心です。(たとえば実生で育てたばかりの君子蘭とか)

ランクCに適応している植物は、熱帯原産の植物であることが多いです。なぜかはまぁ容易にわかるでしょう。このへんが関東と感覚がずれているかもしれません。

 

その他:私が一年草扱いしているもの(家に取り込んだことがないもの)

チェリーセージ、ゲンチアナセージ、メドセージ、パイナップルセージ、ボックセージ

ヘリオトロープ

レモングラス

 

◆冬越しできるハーブ

耐寒性ハーブと呼びます。以下のハーブは草のハーブです。

○ミント(スペアミント、ブラックペパーミント、イエルバブエナ、パイナップルミント、アップルミント、ホワイトペパーミント)

レモンバーム

オレガノ

○ペルガモット

クローブピンク(クローブピンク、ローズドメィカーネーション

○レディースマント

○ヤロウ

セントジョーンズワート

バレンシア

マロウコモンマロウ、マーシュマロウ、ムスクマロウ

コンフリー

 

こちらは木のハーブです。

○タイム(コモンタイム、レモンタイム)

ヒソップ

○ラベンダー(イングリッシュ系ラベンダとラバンジン)

○コモンセージ(他のセージは冬越しできない。ただコバルトセージだけは、なぜか鉢植えで冬越しできた)

○チェストツリー(セイヨウニンジンボク)

○エルダーフラワー(西洋ニワトコ)

 

耐寒性ハーブで注意したいことは、草であるか木であるかです。積雪のときに響くことがあります。草のハーブは、冬になると枯れます。したがって積雪がある場所でも問題ありません。それに対して木のハーブは、冬に幹を残します。雪溜まりがある場所であると、幹が折れる恐れがあるのです。冬に雪かきをするときに、雪を捨てる場所に木のハーブを植えるときは注意が必要です。

普段から雪が積もるか積もらないかは観察する価値はあります。そうすると場所によってどのようなハーブを植えたら良いかがなんとなく分かる場合があるのです。例えば、私の家であると東側の花壇は雪がたまります。雪かきをするとき、真っ先に雪を捨てる場所です。したがって東側の花壇は、ほとんど全て草系の植物です。球根も良いでしょう。

一年草、二年草のハーブ

カレンジュラ

コーンフラワー

スイートバジル

イタリアンパセリ

○カーリーパセリ

ナスタチウム

○スイスチャード

○ボリジ

○ハーブと原生地

植物の図鑑や資料を見ると原生地が記されています。原生地は栽培をするうえで、かなり重要な指標になります。ここでは中学校の地理の知識を使って、原生地によってハーブの育て方がどのように違うかを見ようと思います。

 

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○剪定について

剪定は敷居が高そうに見えますが、ある程度基本を抑えとけばそれほど難しくないです。また目的によって切り方は違うので、どのようにしたいかを意識する必要があります。特にバラのように枝が伸びやすい木はなおさらです。バラは花のイメージから草のイメージをするかもしれませんが、れっきとした木です。野ばらをイメージすると分かりやすいでしょう。

ここでは家の庭で、私ならどのように剪定するかについて述べます。もちろんやり方は、地域やライフスタイルによってもガラッと変わります。

 

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